今回、とあるプロジェクトでLINEPayのオンライン決済の導入を行うこととなり、その開発方法などを色々と調べました。
まず、LINEPayには、様々な機能があります。
ここでは、詳細は割愛します。詳細は、LINEPayのサイトを参照してください。
まずおこなったこと
まずは、LINEPayがどんなサービスなのか?を調べました。
実際に、●●PAYって最近多いんですが、それぞれ色々と違いがあるようです。
LINEPayには、大きくわけて、入金(チャージ)、決済、送金といった機能があります。
入金(チャージ)にも、銀行口座の連携やクレジット連携などがあります。
ただ、入金の部分は、加盟店側で制御することはできないので、特に気にする必要はありません。
今回は、ECサイトに新たに決済方法としてLINEPayのオンライン決済を組み込みたいということなので、
LINEPayが提供しているAPIを利用した開発を行う事にしました。
LINEPayのAPIを利用する前に利用規約の確認
最近では、様々なサービスが、外部連携を行うために、APIを公開しています。
ただし、これ、非常に沢山の課題を含んでいます。そのお話は、また今度ということで、
まずは、APIを利用する場合は、必ず利用規約を確認しましょう。
ただ、LINEPayのAPIのページには、どこを探してもみつかりません。
色々と調べてみると、どうも、LINEデベロッパーというLINEの開発者向けのサイトに記載がありました。
実は、LINEPayのAPIも、その一部ということみたいですが・・・
私は、その記載がどこにあるのか?見つけれませんでした。
実際には、LINE Developersのフッター部分にありました。
(引用:https://developers.line.biz/ja/terms-and-policies/)
内容については、法的な解釈が色々とあるため、コメントは差し控えますが、必ず確認はしたほうがよいです。
APIの情報を探す
次に、APIのライブラリやドキュメントを探します。
これがちょっとわかりづらく、最初は非常に迷子になりました。
(LINEデベロッパーのページから飛べればいいんですが)
実際には、LINEPayのホームぺージの、「LINE Pay加盟店申請 」というタブから、加盟店向けのページにとびます。
そこから、技術サポート情報があるので、そこを参照してください。
そうするとやっと以下のページにたどり着きます。
(引用:https://pay.line.me/jp/developers/main/main?locale=ja_JP)
以下のページの赤丸の部分、「OnlineAPIガイド」をクリックすると、やっとライブラリに到着です。
APIのバージョン???
やっとライブラリにたどり着き、内容を確認すると・・・???
旧バージョンというのが存在しています。
現状(2019年8月8日現在)は、V3が最新のようです。
しかし、このプロジェクトを開始した、6月中旬頃には、実は上のページも違い、公開されていたのは、V2でした。
通常、APIって、下位互換するものかな?と思うんですが、V2とV3では、認証方式が違ったり、同じAPI名でも引数が違っていたり。
かなり困惑します。
プロジェクトが開始してから、リリース直前で、V3の存在を知ったため、今回はV2を使いました。
当面、V2のサポートは行うとのことなので安心はしましたが、問題は、この時期ですと、
そう軽減税率の対応です。
また、今回のように、加盟店から依頼を受けて開発を実施している場合、当然APIのバージョンが上がれば、開発コストがかかります。
これを負担するのは、加盟店。
なんとも、言えません。
これから、LINEPayのオンライン決済のAPIを利用する方々は、必ず最新版のバージョンを使いましょう。
また、気を付けなければいけないのが、今回のバージョンアップは、どこにもアナウンスされていない。ってことです。
少なくとも、LINEPayのページや、加盟店センターのページなど、どこを見ても、ない・・・ 予告もない・・・
このあたりを、導入する加盟店が、どう考えるか?は、それぞれだと思いますが。
このリスクは、しっかりと事前に伝えておかないと、プロジェクトの炎上につながりかねない。と思います。
まとめ
・LINEPayのオンライン決済を導入する場合は、決済代行会社を選ぶか?APIによる開発を行うか?の2択。
・APIを利用するまえに、必ず、利用規約は見ましょう。リスクがあるかどうか?は、弁護士に相談した方がよい。
・LINEPayのAPI情報は、探すのが大変。
・LINEPayのAPIは、いつ更新がかかるか?常にバージョン情報をチェックが必要。
・LINEPayのAPIのバージョンがかわると、追加開発が発生することは、事前に伝えておく必要がある。